firstkiss
の記憶。
私のそれは
自分らしいっちゃ自分らしいエピソードで、苦笑する(笑)
小学5年生の時だった。
Mがうちの斜め前に引っ越してきてから、通学班が同じになって絡むことが増えた。
Mはとにかく明るくて賑やかで
笑ってる顔以外、思い出せない。
なぜかオカマとみんなから呼ばれていて
もぉーやめて!と笑いながら言ってたけど
確かに字も可愛い字で反応も可愛い時あったけど
だからってオカマって言うの嫌だなーと
なぜか私が気にしていたりした。
やらなきゃいけないことやってなかったりするから
M!ちゃんとやんな!
って私が怒るから
も〜、そーやって怖い顔で俺のこと怒らないで!
ってよく言ってたっけ(笑)
うちの庭に出て見上げると、ちょうどMの部屋があって、庭と窓で話したりしてたわ(笑)
ある日
ねぇー一緒に帰ろ!!
と言われて、まあ家同じ方向だしと思って帰ってたら
kiss、したことある?俺ないんだよね!どんなのか知ってみたくない?
という話になって
したことないし、別にいいよ知らなくても
って返したけど
俺知りたい!お願い!今ちょっと、してみよ!
………えー!?
なぜかそんな話になって、なぜかその時はいつもみたいに強く断れなくて多分30分くらいはやるやらないの押し問答が続いて
お願いお願い!俺のこと嫌?
って聞かれたのを最後に根負け(笑)
お互いの家から見えちゃうからって、裏路地に入って
じゃ、するよ?目ってどうするの?恥ずかしいから閉じて!
と言われて言われるがまま(笑)
…
えー!こんな感じなんだあ!なんか…大人な気分!なんか恥ずかしいねっ(笑)
とM。
私より可愛い反応をして、私はただ、うん、としか答えられずにいて
それじゃあ、また明日ね!
と爽やかに帰っていったMのあの明るさは
今だったら優しさだったのかなとか思うけど
いや、どうなんだろうな(笑)
そんなこんながあっても今まで通りMが絡んできて
私は私で、初の体験を誰に言うでもなく一人で秘めていたのだけど
それが正解だったと青ざめるのは数日後。
私の大親友が、Mを好きだと教えてくれたのだ。
…………おいおいおいおいおいおい
話さなくてよかったーーーーーーー!!!!!!
あんな軽い感じでMとしてしまったことをその時はめちゃくちゃ後悔しつつ
Mの首をかためながら、あんた絶対内緒にしてよ、むしろ忘れなさいよ!と言ったのを覚えている(笑)
えーやだしぃーとかなんとか言ってたけど(笑)
今でもこの大親友とは仲良しで遊ぶけれど
このことだけは未だに言えずにいる…
お互い既婚だし別に問題ないんだけど…
なんとなくね…うん…
そしてMは
今は小学校の先生をしているらしい。
なんと、中学の文集にすでに、教師になる、と書いているのだ。
なんだよM。
カッコいいじゃんかよ。
久しぶりに会いたいとは思うけれど
中学以降、私が引っ越したのもあって会う機会はない。
可愛くもなんともない記憶だが
私の押されたら弱いのがわかりまくるエピソードだ(苦笑)