好きなものと心の琴線

私の坩堝。カルーナ→https://note.com/hip_gibbon6486

Moon M

 

firstkiss

の記憶。

 

私のそれは

自分らしいっちゃ自分らしいエピソードで、苦笑する(笑)

 

 

小学5年生の時だった。

Mがうちの斜め前に引っ越してきてから、通学班が同じになって絡むことが増えた。

Mはとにかく明るくて賑やかで

笑ってる顔以外、思い出せない。

なぜかオカマとみんなから呼ばれていて

もぉーやめて!と笑いながら言ってたけど

確かに字も可愛い字で反応も可愛い時あったけど

だからってオカマって言うの嫌だなーと

なぜか私が気にしていたりした。

 

 

やらなきゃいけないことやってなかったりするから

M!ちゃんとやんな!

って私が怒るから

も〜、そーやって怖い顔で俺のこと怒らないで!

ってよく言ってたっけ(笑)

 

うちの庭に出て見上げると、ちょうどMの部屋があって、庭と窓で話したりしてたわ(笑)

 

 

 

ある日

ねぇー一緒に帰ろ!!

と言われて、まあ家同じ方向だしと思って帰ってたら

 

kiss、したことある?俺ないんだよね!どんなのか知ってみたくない?

という話になって

したことないし、別にいいよ知らなくても

って返したけど

 

俺知りたい!お願い!今ちょっと、してみよ!

 

………えー!?

なぜかそんな話になって、なぜかその時はいつもみたいに強く断れなくて多分30分くらいはやるやらないの押し問答が続いて

 

お願いお願い!俺のこと嫌?

って聞かれたのを最後に根負け(笑)

 

お互いの家から見えちゃうからって、裏路地に入って

 

じゃ、するよ?目ってどうするの?恥ずかしいから閉じて!

と言われて言われるがまま(笑)

 

 

えー!こんな感じなんだあ!なんか…大人な気分!なんか恥ずかしいねっ(笑)

とM。

私より可愛い反応をして、私はただ、うん、としか答えられずにいて

 

それじゃあ、また明日ね!

と爽やかに帰っていったMのあの明るさは

今だったら優しさだったのかなとか思うけど

いや、どうなんだろうな(笑)

 

そんなこんながあっても今まで通りMが絡んできて

私は私で、初の体験を誰に言うでもなく一人で秘めていたのだけど

 

それが正解だったと青ざめるのは数日後。

私の大親友が、Mを好きだと教えてくれたのだ。

 

 

…………おいおいおいおいおいおい

 

話さなくてよかったーーーーーーー!!!!!!

あんな軽い感じでMとしてしまったことをその時はめちゃくちゃ後悔しつつ

Mの首をかためながら、あんた絶対内緒にしてよ、むしろ忘れなさいよ!と言ったのを覚えている(笑)

えーやだしぃーとかなんとか言ってたけど(笑)

 

今でもこの大親友とは仲良しで遊ぶけれど

このことだけは未だに言えずにいる…

お互い既婚だし別に問題ないんだけど…

なんとなくね…うん…

 

そしてMは

今は小学校の先生をしているらしい。

なんと、中学の文集にすでに、教師になる、と書いているのだ。

 

 

なんだよM。

カッコいいじゃんかよ。

 

 

久しぶりに会いたいとは思うけれど

中学以降、私が引っ越したのもあって会う機会はない。

 

 

 

可愛くもなんともない記憶だが

私の押されたら弱いのがわかりまくるエピソードだ(苦笑)