📖感想
ふむふむ
お、ちょっと変わった
あー自然の描写が細かくて素敵〜
人それぞれいろんな人生があるよね…
…え…嘘〜!
涙涙涙…
もしかして…!
いいなあ、こういう人の想いが紡がれていくの…
と、ザックリの流れを言うとこんな感じ。
とても良かった。
ネタバレになってもよければ、この先に書いていきます╰(*´︶`*)╯
人との出逢いって、わからないよな~って思う。
今まで一緒にいた時間とは関係なく
出逢うことで化学反応が起こるような、そんな出逢いってあるんだろうなって思う。
というか
そばにいる人ほど、変えられないものっていうのはあるよね。
新たな存在によって、よくも悪くも、流れは変わっていく。
人一人の影響力って、実はじわじわと拡がってたりする。
だけど、ここまで人生の奥底まで触れる機会って無いような気もする。
その人の人柄に隠された、思い出、傷
それを知った時に、動けるような人間関係を構築できたらと思うけど、実際難しい。
物語の中では、かけちがえたボタンを優しくかけ直すような出来事や
離れていても想いの繋がりを感じられる奇跡などが描かれていて、とても良かった。
初めて読んだ作家さんだったけれど結構有名な方みたい。
あまり有名かどうかで選ばないので(無知ゆえ)、フラットな感覚で読んだけどとてもあたたかい物語だった。
この作者さんの物語、もっと読みたいなと思った。
人物の描き方がとても明確でそれぞれのキャラクターがわかりやすいし、読んでいてどんどん好きになるというか。
だから後半ものすごく感情移入しちゃってボロ泣きでした。(もともと涙もろいんだけどね)
自然の繊細な表現の仕方も想像しやすくて
昔、自然学校で泊りがけで行った田舎の風景を思い出して、物語の場所が目の前に広がってるような感覚になったり。
私自身、家の近くにお地蔵様があって、小さい頃からお地蔵様を見るたびに手を合わせる習慣があったから
忘れられず綺麗にされて、大事にされるお地蔵様がとても嬉しかったな。
そして、たんぽぽと、自分の名前を改めて大事にしたくなる
そんなお話でした。