人生何が起こるかわからない。
いろいろな“おひとりさま”の生活を読んで、自分にもくるかもしれない生活を想像してみたりした。
6人の作家さんによる、6つのお話。
それぞれ面白くて良かった。
リクと暮らせば
そんなサービスあるんだー、とびっくり。
確かに、この制度なら1日2回は人の出入りがあるし、介護サービスとは別に見守りも兼ねていいのかも。
幸せの黄色いペンダント
こちらは生き物ではなく、物。
こういうサービスは絶対必要だし、身につけておくだけで安心するんだろうなって、その気持ちわかる。
私も耳が篭った時期は、いつ目眩がきても怖くないように薬しばらく持ってたっけ…
今もたまに持ってないと不安になるもんなぁ。
年とって、一人で、体調に不安を感じた時、絶対何かしら安心できるサービス頼もうと思った。
永遠語り
こちらのお話は、読み終えたあとにじわりと涙が出てくるような、そんなお話だった。
あまり比べたくはないけど、この本の中では一番私の好みだったな。
自分の体の中に染み込んでしまった存在っていうのは、なかなか消えないもんなんだよねぇ…
それがこのお話の中では、立場がね…
切なく、読み終えたあとにタイトルを読むと、また切ない、そんな感じ。
週末の夜に
もとから一人映画大好きだし、至福の時間だけど、耳が無理になってから映画館行けなくなったから、ちょっと哀しい。
だけど、時が経って違う立場で、プライベートを一緒に楽しめるような、そんな人がいるっていいなぁって思った。
サードライフ
こんなこと、あるかもしれないんだよねぇ…
私も急に一人になったら、やっていけるのだろうかとふと不安になる。
年老いたら、地域内の活動に積極的に参加したいと思ってるのだけど、このお話は新たな地域で新たな出発を始める内容で、最後とても明るい気持ちになれた。
住んでる場所はやっぱ、大事だよね。
体があまり遠くに行けないようになっても、顔見知りがいたり、ちょっとお話できたりする間柄が近くにいるだけで、気持ち全然違うもん、きっと。
最上階
マンション内で助け合えるって、理想だよなあ。
【ちゅらさん】を思い出す。
【ちゅらさん】の何が好きかって、えりぃの登場によって、ただの住人だった人達が家族のように関わりあって、協力したり励ましたり時にはぶつかっても、お互いがお互いを想ってのこととわかれば、うまくやっていけるんだなと感じれて、人と人の繋がりがあたたかく描かれてたから。
このお話は、そういう風になっていくのかな、なんて想像の段階までなんだけど、そうなったら素敵だなあ〜、と思ってほっこりした。
まだまだ読書週間〜♪